木製建具である雨戸の枠を再利用して、ステンレス網の網戸に作り変えました。

一つは新規製作品です。本来は建具屋さんの仕事なのですが、頼まれていた建具屋さんが高齢のために廃業されたとのことで、大工である私に依頼がありました。建具が開かない、閉まらないといった依頼はまあまああります。大工で出来る建具の調整等、どこに頼めばよいのかよくわからない事、ご相談いただければ、解決策をご提案いたします。

 

 

内部の不要部分や傷んだ所の撤去作業です。残したい部分を傷めないように、気をつけながら進めて行きます。同時に解体前には確認できなかった不具合箇所、地面の湿気、改善点などを見つけ出して、今後の計画の方向性を確定します。

解体前に下調べは入念に行いますが、解体中に見つかる問題箇所も多いです。この時点で建物の傷み具合に驚かれる施主様が多いですが、はっきりと現状と対策をお伝えするようにしています。中には問題無しとする業者もいますが、この時点で対策、改善しなければ、建物の強度、仕上がりが心配なものになってしまいますね。

解体後に本当の意味での方向性がでますので、着工前には施主様にしっかりとお伝えさせて頂いてます。そこは結構重要にとらえてます。前の建物に浸水や白蟻による食害など、何が原因で不具合が起きていたかを知る大切な工程です。

明日香村にて、築150年以上の平屋建て大規模リノベーション工事が完成しました。

こちらが、外観のビフォーアフターの写真です。

スレート瓦をいぶし瓦に葺き替え、外壁を板金、モルタル塗りから、吉野杉赤身材へと張替えを行いました。

サッシは、断熱性能に優れた最新のペアガラスを採用しました。

 

次回より、補強工事、内装工事をアップします。